僕の大好きなCEREVO CAM。とっても大事にしてたのに、壊れてついに動かない。 〜期待と失望と、さらなる期待
CEREVO CAM。昨年、12月に発売されたWifiに直接つながり、イーモバにも繋がり、どこでもアップロードするネットワークデジカメ。しゃべるデジカメ「CEREVOT」、Ustream配信ができるデジカメ「CEREVO CAM live!」と矢継ぎ早に新製品が発表され、アーリーアダプターの度肝を抜き続けています。
しかし、僕のCEREVO CAMは、発売直後に手に入れたにも関わらず、ほぼ4ヶ月でがらくた箱行きしてしまいました...。
実は、ミニUSB延長ケーブルを買って、イーモバに繋いでみようととしたころから、調子が悪くなり、壊れて動かなくなってしまったのです。つまり、この状態で写真をネット上にアップはできていません...。
壊れてしまったからには修理に出せばよかったのですが、修理にも出さず、レビューも書かず、ほったらかしにしていたのは...、やはり期待外れ感が大きかったせいです。(事前にいだいていた期待が大きすぎたせいもあるかもしれませんが)
まず、イベントでのレビューでイケてない気がした点は、まさにそのままで、がっかりしました。
CerevoCamはあまりイケてない気がしてきた - CerevoCam発表イベント参加レポート :: 無駄遣い.jp
- 思ったよりもデカい。その割にディスプレイが小さい
- 操作性がいまいち。直感的な操作ができない
- iPhoneの良さは説明書を見ないことだけど、説明書を見ないと分からなそう
- ハードボタンがいっぱいあるけど、それが逆にネックになってる?
- フリーズした
- 僕が使った機体が悪かったのかもしれないけど、突然動かなくなって、うんともすんとも言わなくなりました
- 今日届いたとはいえ、発表会の日にこれはちょっと不安な未来を予想させます
サイズはやっぱり大きく、片手にうまく納まるサイズではないし、ポケットに入れてもちょっと大きい。まぁ、サイズは我慢できる範囲のものではあります。
操作性はやはりいまいちなままでした。左右ボタンとABボタン(?)の機能性の違いの把握に手間取りました。Aボタンが決定、Bボタンがキャンセルに利用するのかと思いきや、そうではなく、右、Aボタン、Bボタンがそれぞれ場面によって決定ボタンの役割をにない、キャンセルは左でした。ボタンが多くあるせいで、どれがどの役割なのかがいまいちピンと来ませんでした。
フリーズはしょっちゅうです。起動時に固まる、撮影時に固まる、Wi-Fi接続時に固まる...。数えきれないほど、フリーズしました。(これは最近のファームウェアアップデートで改善されているのだろうと思いますが...)
それに加えて、不満点をあげると...
- やっぱり設定が難しい...
- マニュアルがあまりにも少なく、設定に手こずりました
- (これは、その後、ネット上のマニュアルにいろんなノウハウが蓄積されつつあるので、今は解決されてるでしょう)
- 動きがもっさりしている(反応が悪い)
- ボタンを押してから、画面が反応するまでのスピードはやはり遅いです。設定操作時もしかり、撮影時もしかり
- (この反応性を出すためには、ハードウェアのスペックが重要となってきてそこのコストがかかるそうなので、その操作性を切り捨ててしまったのかもしれませんね)
- 電池切れなのか、フリーズなのかがいまいち分かりにくい
- しょっちゅうフリーズを起こすせいで、それがフリーズしている状態なのか、電池切れで動かなくなっている状態なのかがいまいち不明でした
- 電池の状態をもう少しわかりやすくして欲しい
- Webサービスのインターフェースがかなりイケてない
- ネット家電はハードウェアももちろん重要ですが、Webサービスの使い勝手の良さ、インターフェースのカッコよさも結構重要なポイントになってくると思いますが、Cerevo Lifeのインターフェースはいかんせんダサい。ちょっと知ってるからajaxを入れてみたレベルのサイトになってしまってる
CEREVO CAMのマーケティングは大成功だと思います。社長が製品を出す前に有名になり(アルファブロガーとして)、その地位をフル活用したマーケティングを展開し、フォロワーに購入してもらう。周りにいるフォロワーはある種、提灯記事のように発売前後でレビュー記事を量産してくれます。そして、「CEREVOT」、「CEREVO CAM live!」と、アーリーアダプター層であるブロガーの心をくすぐるような新製品を発表し続け、さらにレビュー記事を量産させるように仕掛ける。発売前から、ある程度の販売数は確実に売れることがはっきりしているわけですから、生産数の見込みも割合立てやすい部分はあったのではないでしょうか。「アルファブロガーマーケティング」とでも言うのか、自身がまず有名になることで、そのフォロワーを顧客として囲い込むというのは、戦略として素晴らしいと思います。(皮肉っぽい書き方になってしまっていますが、これは本気で素晴らしいやり方だと尊敬してます)
ですが、だからこそ、例えば、もう1万円価格をあげて、上記のような不満点が解決できるのであれば、それを選択してもよかったのではないかと思うわけです。1万円価格があがっていても、おそらく同じ数の販売数は可能だったと思います。僕も含めて、フォロワーは躊躇わず購入していたはずです。価格を下げるのは、第2弾、第3弾のときでもよかった。
さらに僕ががっかりしたのは、皆さんが心をくすぐられた「CEREVOT」、「CEREVO CAM live!」にあります。ネタとして「CEREVOT」は好きだし、Ustreamができる「CEREVO CAM live!」も嫌いじゃないです。しかし、このマイナーバージョンアップの前に、前述したような不満点をまず解決するような方向を進んで欲しかったというのが本音です。デジカメ本来の出来の悪さを隠すような施策が続いたことに、残念感を感じざるを得なかったのです。
今の質感、出来からするとCEREVO CAMは「ネット家電」というよりも、分類的に「デジタルガジェット」のひとつに過ぎないように感じています。家電に位置するデジタルカメラと比較すると、ネット接続機能がなくても、同価格でよりよいモノが既製品には揃っているからです。CEREVO CAMを使ってみて、残念ながら僕にはネット接続機能に必然性を感じられませんでした。それは、前述したような使い勝手の不便さがそう感じさせてしまう要因なのではないかと思ったため、この記事を記述しました。
しかし、「ネット家電ベンチャー」「家電に革命を」という岩佐琢磨氏の信念には心底敬意を持っています。だからこその期待感であったわけですし、実物を手にした残念感もあったわけです。あの価格帯であの商品を出せたことは単純にすごいことだと思います。
ネット家電ベンチャー業界は、岩佐琢磨氏を中心に今後も動いていくのは間違いないはずです。今後のネット家電ベンチャー業界をさらに熱くさせるような次の一手はもうその構想のなかにあるのでしょうか。デジカメをこのままに他の商品を出すのか、さらにまだ見ぬCEREVO CAM 2ではもっと既製品メーカーを驚かせるような商品を繰り出してくるのか。次の一手への期待感は膨らむばかりです。
さて、そろそろCEREVO CAMの修理依頼を出すとするか...。ファームウェアアップデートでどれほど改善されたかも見てみないと...。







